意味
行動面接は、「過去にどう行動したかは、将来どう行動するかの最も良い手がかりになる」という考え方に基づく面接です。「あなたならどうしますか」という仮定の質問ではなく、「実際にどうしましたか」という事実を聞きます。
典型的な質問は「Tell me about a time when...(〜したときのことを教えてください)」や「Give me an example of...(〜の例を挙げてください)」で始まります。
面接ではこう使われる
外資系企業では、一次面接から最終面接まで、多くの面接官がこの形式で質問します。面接官は、あらかじめ決められた評価項目(リーダーシップ、対立の解消、変化への対応など)に沿って、回答を記録しています。
- 答えは一つのエピソードに絞る。 「いつもこうしています」という一般論は評価されません。いつ、どこで、何があったかを特定して話します。
- 深掘りを前提に準備する。 「そのとき、なぜその判断をしたのですか」「反対した人はいましたか」と続けて聞かれます。表面的なエピソードはここで崩れます。
- 失敗談も聞かれる。 「うまくいかなかった経験」を問う質問は定番です。失敗そのものより、何を学び、次にどう変えたかが評価されます。
日系企業との違い
日系企業の中途採用面接では、職務経歴の説明や志望動機、人柄の確認に多くの時間が使われることが多く、一つのエピソードを細かく掘り下げる形式にはあまり慣れていない方が多いと思います。
一方、日本の外資系企業の面接官が特に知りたがるのは、正式な権限がない状況で、どのように合意をつくり、反対をどう乗り越え、上をどう動かしたかです。根回しや関係部署への事前説明は、日本では欠かせない仕事の進め方です。遠慮せず、自分の行動として具体的に語ってください。
例文
Tell me about a time when you had to get buy-in from a senior stakeholder who disagreed with you.
反対していた上位の関係者から賛同を得なければならなかったときのことを教えてください。
注意点
エピソードを準備するときは、話す内容を英語で書き出し、声に出して2分程度で話せるか確認しましょう。英語での深掘りに備え、数字や固有の事実(期間、人数、金額)は英語ですぐ言えるようにしておくと安心です。社外秘の情報や顧客名は、ぼかして話すのがマナーです。