意味
面接官が知りたいのは、弱点そのものではありません。自分を客観的に見られるか、フィードバックを受け止めて行動を変えられるか、という点です。「What would your manager say you need to work on?(上司なら、あなたの課題は何だと言いますか)」や「What's an area for development?」という形で聞かれることもあります。
面接ではこう使われる
答えは三つの要素で組み立てます。
- 本物の弱点を一つ挙げる。 職務に致命的ではないが、実際に課題であるもの。
- それがどんな場面で表れたか。 具体的なエピソードを一つ。
- 今どう改善しているか。 取り組みと、その結果の変化。
たとえば「任せるのが遅く、自分で抱え込みがちでした。2年前にチームが倍になったときに限界を感じ、今は週次の1on1で進捗を確認する仕組みに切り替えています」といった形です。
日系企業との違い
日系企業の面接でも「短所」は聞かれますが、「心配性なところ」のように性格面で軽く答えて済むことも多いと思います。外資系では、そうした答えや「完璧主義すぎる」「頑張りすぎる」といった、実質的に長所を言い換えた答えは、すぐに見抜かれます。準備不足、あるいは自己認識が浅いと受け取られがちです。
反対に、日本の候補者は控えめに答えようとして、本当に深刻な弱点を正直に話しすぎることがあります。目指すポジションの中核に関わる弱点(たとえば財務職で「数字の細かいチェックが苦手」)は避けましょう。
例文
I used to hold on to work for too long instead of delegating. When my team doubled in size two years ago, I changed how I run one-on-ones, and now I review progress weekly rather than doing the work myself.
以前は人に任せず、仕事を抱え込みがちでした。2年前にチームの人数が倍になったときに1on1の進め方を変え、今は自分で手を動かすのではなく、毎週進捗を確認するようにしています。
注意点
英語の苦手意識を弱点として挙げる方がいますが、英語を使うポジションでは不利に働くことがあります。挙げるなら、どう補っているか(会議前に要点を英語で準備する、など)まで必ず話してください。