意味
culture fitは、スキルや経験とは別に「この会社で気持ちよく、成果を出しながら働けるか」を見る観点です。会社のバリュー(行動指針)、意思決定のスピード、議論の仕方、チームの雰囲気などとの相性が問われます。
culture addは、その反対側からの考え方です。既存の文化に「合う」だけでなく、組織に足りない経験や視点を加えてくれる人を評価しようというものです。
面接ではこう使われる
- 会社のバリューを読み込んでおく。 外資系企業の多くはウェブサイトでバリューを公開しており、面接の質問はそこから作られています。
- 「どんな環境で一番力を発揮できますか」という質問に注意。 理想を語るだけでなく、その会社の実際の働き方と重なる部分を具体的に挙げましょう。
- culture addを示す。 「日本の顧客との関係づくりで、御社のグローバルの進め方に補える部分があると思います」のように、自分が加えられる価値を語るのは有効です。
日系企業との違い
日系企業でも「社風に合うか」は重視されますが、多くの場合、明文化されていない暗黙の基準です。外資系では、バリューが言葉として示され、面接官がそれに沿って評価することが多い点が違います。
日本の外資系企業では、もう一つの見えない基準があることも知っておきましょう。日本の経営陣は、候補者が本社の考え方に寄りすぎていないか、逆に日本の慣習にこだわりすぎて本社の戦略を実行できないのではないか、と両方の側面を見ています。両方の言葉で話せることが、日本の外資系では最も評価されるculture fitです。
例文
One of our values is "speak up," so we'd like to hear about a time you disagreed with your manager.
当社のバリューの一つに「声を上げる」があるので、上司と意見が合わなかったときのことを伺いたいと思います。
注意点
culture fitの名目で、家族構成、出身地、宗教、支持政党などを聞かれたら、それは厚生労働省が採用選考で配慮すべきとしている事項にあたります。答える義務はありません。やんわりと「仕事に関係する点でお話しできれば」と返して構いません。