意味

パネル面接では、2〜5名程度の面接官が一つの場(対面またはオンライン)に集まり、順番に質問します。面接の回数を減らし、関係者が同じ回答を聞いたうえで評価をすり合わせるための形式です。

日本語の「集団面接」は、候補者が複数並ぶ形式を指すことが多いので、混同しないよう注意してください。

面接ではこう使われる

外資系企業の日本法人では、たとえば採用責任者(hiring manager)、人事、日本法人の社長、地域本社の担当者がパネルを組むことがあります。

  • 事前に参加者を確認する。 誰が来るのか、それぞれの役職と関係を、人事やエージェントに聞いておきましょう。
  • 質問した人に答え、全員に話す。 回答の始めは質問者に向けて、途中で他の面接官にも視線を配ります。オンラインでは、カメラを見て話すことを意識してください。
  • 評価の観点は一人ひとり違う。 地域本社の担当者は職務の能力を、日本の経営陣は組織に馴染み、事業を安定させてくれる人かを見ていることがよくあります。同じ答えでも、誰に響かせるかを意識しましょう。

日系企業との違い

日系企業でも役員面接などで複数の面接官が並ぶことはよくあります。ただ、外資系のパネルは、日本語と英語が混在したり、一部の面接官がオンラインで海外から参加したりすることがあり、流れが読みにくくなりがちです。

また、面接官の発言の重みが同じとは限りません。誰が最終決定権を持つのかを事前に把握しておくと、回答のバランスを取りやすくなります。

例文

Thank you, Ms. Tanaka. If I may, I'd also like to address the point Mark raised about regional reporting.

田中さん、ありがとうございます。よろしければ、先ほどマークさんがおっしゃった地域本社への報告の件にも触れたいと思います。

注意点

面接官同士の説明が食い違うことがあります。役割の範囲や報告ラインについて違う話を聞いたら、その場で丁寧に確認するか、後でエージェントを通じて確かめてください。説明の食い違いは、入社後のトラブルの予兆であることが少なくありません。