意味

alignは「一直線に並べる」という意味です。職場では「認識をそろえる」「方向性を合わせる」ことを指します。「Let's align on this」は「この件、認識を合わせましょう」、「We're not aligned」は「認識がずれている」です。

外資系企業はマトリックス組織で関係者が多く、日本法人、地域本社、グローバルの部門がそれぞれ違う優先順位を持っています。そのため、何かを進める前にalignmentを取ることが、仕事の大きな部分を占めます。

社内でこう使われる

  • 会議の目的として。 「alignment meeting」は、決定の前に関係者の考えをそろえるための会議です。
  • やんわりした指摘として。 「I'm not sure we're aligned」は、反対だとはっきり言わずに懸念を伝える表現です。
  • 上司への確認として。 「Can we align before I send this to Singapore?」は、本社に出す前に上司と内容をすり合わせたい、という依頼です。

日系企業との違い

alignmentは日本の根回しに近い考え方です。決定の前に関係者の理解を得ておくという点では、日本の方がむしろ得意な分野とも言えます。

違いは進め方です。根回しは非公式に一人ずつ、時間をかけて行い、正式な会議は確認の場になることが多いのに対し、外資系のalignmentは、会議やメールで公式に、短い期間で行われます。異論があれば会議の場で出し合います。また、すべての人が賛成することまでは求めず、意見が割れたら決定権者が決めます。日本流の丁寧な事前調整と、外資系の公式なすり合わせを組み合わせられる人は、日本法人で重宝されます。

例文

Before we present this to the APAC team, let's align on the headcount number so we're telling the same story.

APACチームに説明する前に、人員数について認識を合わせておきましょう。同じ説明ができるように。

注意点

「aligned」と言われても、それが「賛成」なのか「理解した」だけなのかは、人によって違います。重要な件では、決まった内容をメールで短くまとめて送り、認識を確かめておきましょう。