意味

本来は通信回線の容量を表す言葉です。職場では「人の処理能力の余裕」という比喩として使われます。「Do you have the bandwidth to take this on?」は「この件を引き受ける余裕はありますか」、「I'm out of bandwidth」は「手いっぱいです」です。

日本語の「キャパ」に近い言葉ですが、個人の能力不足ではなく、時間と優先順位の問題として話すニュアンスがあります。

社内でこう使われる

  • 依頼を断るとき。 「I don't have the bandwidth this month」は、外資系では失礼ではありません。ただし理由と代案を添えるのが望ましいです。
  • 優先順位の相談として。 「If I take this on, something else has to drop. Which one?」のように、上司に優先順位を決めてもらうきっかけにもなります。
  • チーム単位で。 「The team doesn't have the bandwidth」は、人員不足を訴え、増員(headcount)を求める前置きとして使われることもあります。

日系企業との違い

日系企業では、上司からの依頼を断るのは難しく、手いっぱいでも引き受けて残業で吸収することが少なくありません。断ることが協調性の欠如と見られる空気もあります。

外資系では、余力がないのに引き受けて期限を守れないほうが、はるかに問題視されます。bandwidthを正直に伝えることは、自己管理ができている証拠とされます。一方で、外資系でも何でも断る人は評価されません。断る頻度と伝え方のバランスは、どちらの職場でも大切です。

例文

I'd love to help with the Korea launch, but I don't have the bandwidth until the year-end close is done.

韓国での立ち上げを手伝いたいのですが、年末の決算が終わるまでは余力がありません。

注意点

面接で「今の仕事量は」と聞かれて「余裕があります」と答えると、現職で十分に活躍していないと受け取られることがあります。逆に、入社後の役割について「このポジションの業務量はどうですか」とbandwidthの観点で聞くのは、現実的な確認として自然です。