意味

deliverは「届ける」で、deliverableは「届けるべきもの」です。「What's the deliverable?」は「最終的に何を出せばよいのか」、「key deliverables for Q1」は「第1四半期に出すべき主な成果物」です。

ポイントは、作業や努力ではなく、完成した成果物を指す点です。「市場調査をする」は作業、「市場規模と競合比較を10ページにまとめた報告書」はdeliverableです。

社内でこう使われる

  • 依頼を受けたとき。 外資系では、仕事を受けた時点で「何を、いつまでに、どの形で」出すかを確認するのが基本です。曖昧なまま始めると、期待と違うものを出すことになります。
  • 職務記述書(JD)で。 求人票には、ポジションのkey deliverablesが書かれていることがあります。面接前に読み込み、自分の経験と結びつけて話せるようにしておくと有効です。
  • 評価の場で。 年末の評価では、目標とdeliverableをどれだけ期限どおりに出せたかが問われます。

日系企業との違い

日系企業でも成果物の考え方はありますが、依頼が「よろしくお願いします」とだけ伝えられ、求められる形や水準は空気を読んで判断する、ということも少なくありません。途中で上司に見せながら、何度も修正して仕上げる進め方も一般的です。

外資系では、最初に成果物の定義をそろえることが期待されます。一方で、日系企業の「途中で見せる」習慣は、外資系でも有効です。最終期限の前に下書きを共有して方向性を確認すれば、手戻りを防げます。

例文

The deliverable is a two-page proposal for the APAC board, and we need the first draft by the 15th.

成果物はAPACの取締役会向けの2ページの提案書で、15日までに初稿が必要です。

注意点

deliverableの期限に間に合わないと分かったら、期限の直前ではなく、分かった時点で伝えましょう。早めの一報と代わりの期限の提示があれば、多くの場合は調整できます。