意味

blockは「ふさぐ」という意味です。他部署の承認待ち、必要なデータが届かない、決定権者が決めてくれない、など、自分の努力だけでは解消できない障害を指します。「I'm blocked on this」は「この件で止まっています」です。

もともとソフトウェア開発の現場でよく使われた言葉ですが、今では職種を問わず広く使われています。

社内でこう使われる

  • 定例会議の決まり文句。 「Any blockers?」は、進捗報告の最後によく聞かれる質問です。「特になし」と答えてもよいですが、実際に止まっていることがあれば、ここで言うのが一番効率的です。
  • 上司の仕事は障害を取り除くこと。 外資系では「マネージャーの役割は部下のblockerを取り除くこと」と考える人が多く、blockerを伝えることは上司に助けを求める正当な方法です。
  • 具体的に言う。 「法務の承認が金曜日までに必要で、まだ返事がない」のように、何が、誰の、いつまでに必要かを伝えます。

日系企業との違い

日系企業では、問題を自分で解決してから報告することが美徳とされ、障害を口にすることを言い訳と受け取られるのを恐れる方も少なくありません。報連相の「相談」が、それにあたる本来の場ですが、遠慮から遅れがちになることもあります。

外資系では、blockerを早く言わずにいたほうが問題になります。他方で、自分で解決できることまでblockerとして上げ続けると、主体性がないと見られます。自分でできる手を尽くしたうえで、それでも止まっていることを伝える、という線引きは、日系企業と外資系で大きく変わりません。

例文

No blockers on my side, but we're still waiting on the pricing approval from Singapore.

私の側では止まっていることはありませんが、シンガポールからの価格の承認をまだ待っています。

注意点

他の人や部署の名前を挙げてblockerを説明するときは、大勢の前で責めているように聞こえないよう注意しましょう。事実だけを伝え、必要なら会議のあとに個別に相談するのが無難です。