意味
Base salaryは、業績にかかわらず支払われる固定の給与です。外資系企業では「Base 1,500万円」のように年額で示し、それを12で割って毎月支払うのが一般的です。賞与(bonus)、インセンティブ(commission)、株式報酬(equity)は、baseとは別枠で示されます。
年額のbaseを14分割や16分割にして、一部を夏と冬にまとめて支払う会社もあります。この場合、夏冬の支払いは見た目は賞与ですが、中身は固定給です。
面接・オファーでこう使われる
- 年額か月額かを確認する。 「月給」で考える習慣のまま聞くと、数字を12倍し忘れたり、逆に二重に計算したりする誤解が起きます。
- 残業代の扱いを確認する。 年俸制でも、それだけで残業代の支払いがなくなるわけではありません。baseに一定時間分の固定残業代が含まれているのか、管理職として残業代の対象外なのかで、実質の時給は大きく変わります。
- 次の昇給の土台になる。 昇給は多くの場合baseに対する率で決まり、target bonusもbaseの何%として計算されます。一時金で差を埋める提案より、baseを上げる交渉のほうが長期的には効きます。
日系企業との違い
日系企業では、基本給は年収全体の半分から3分の2程度にとどまることが多く、そこに年2回の賞与、通勤・住宅・家族などの手当、退職金が積み上がります。基本給は賞与や退職金を計算する基準でもあるため、低めに抑えられている面があります。
外資系では、年収の75〜80%程度をbaseが占めることが多く、手当や退職金に相当する部分がbaseに組み込まれている場合もあります。そのため「基本給が大きく上がった」ように見えても、手当や賞与、退職金がなくなる分を差し引くと、思ったほどの差でないことがあります。一方で、日系の手当には税制上の扱いが有利なものもあり、家族構成によっては日系のほうが手取りで有利になる場合もあります。
例文
We can offer a base of 16 million yen, paid in twelve monthly instalments, plus a target bonus of 20%.
年額1,600万円の固定給を12か月に分けて支払い、加えて固定給の20%を目標賞与とする条件を提示できます。
注意点
現職のbaseと、オファーのbaseだけを比べないでください。現職の手当、実際の賞与、残業代、退職金の積み増し分を書き出し、同じ物差しで比べてから判断しましょう。