意味

「What are your salary expectations?」は、外資系の選考で必ずと言ってよいほど出てくる質問です。最初の電話面談(screening call)で聞かれることも多く、会社はここで、候補者の希望が予算の範囲に収まるかを確かめています。

面接・オファーでこう使われる

  • 現在の報酬を内訳で整理しておく。 base、賞与の実績、手当、残業代、株式報酬を分けて言えるようにします。希望額は、その現在地から説明するのが自然です。
  • 何の金額かを明確にする。 baseの話なのか、賞与を含めた総額なのか。相手が「base」で考えているのに総額で答えると、後で数字が合わなくなります。
  • 幅で答えるなら、下限が本当の下限になると覚悟する。 「1,400万〜1,600万円」と言えば、会社は1,400万円を前提に考えます。
  • 転職で失うものも伝える。 未確定の株式や退職金があるなら、早めに触れておくと後の交渉がスムーズです。

日系企業との違い

日系企業の中途採用では、給与は社内の等級で決まることが多く、「御社の規定に従います」という答えが礼儀正しく、それで問題ないこともあります。外資系で同じ答えをすると、自分の市場価値を把握していない、あるいは低い数字で決めてよいと受け取られることがあります。

一方で、外資系にも職位ごとのレンジ(salary band)があり、希望を言えば何でも通るわけではありません。相場から大きく離れた数字は、選考そのものを止めてしまいます。

例文

I'm currently at 13 million yen total cash, and for a move I'd be looking for a base of around 14 to 15 million.

現在の現金報酬は合計1,300万円ほどで、転職するのであれば、固定給で1,400万〜1,500万円程度を希望しています。

注意点

日本では、オファーの段階で源泉徴収票の提出を求められることがよくあります。現在の年収を多めに伝えると、ここで食い違いが明らかになり、オファーそのものが取り消されることもあります。数字は正確に伝えましょう。