意味

calibrationは「目盛りを合わせる」という意味です。マネージャーによって評価が甘い人、厳しい人がいるため、同じ部門や同じレベルの社員の評価を並べて比べ、基準を揃えます。

多くの会社では、評価ごとにおおよその分布の目安(たとえば最上位は全体の1〜2割程度)が示されていて、その範囲に収まるように調整されます。目安の厳しさは会社によって違い、強制的な割り当てをしない会社もあります。

社内でこう使われる

calibrationの場には本人は出席しません。上司が、部下一人ひとりの評価を他のマネージャーや上位の責任者に説明し、意見を受けて評価が上下することがあります。

  • 上司が説明できる材料を渡す。 自己評価や期中の報告で、数字と具体例を上司に伝えておくことが、calibrationで評価を守る一番の方法です。
  • 他部署の人に知られていることも効く。 calibrationでは、他のマネージャーが「この人の仕事は見ている」と発言することがあります。部署を越えた仕事が見えているかどうかは意外に重要です。
  • 結果の理由を聞いてよい。 上司から伝えられた評価が自己評価と大きく違う場合、「calibrationでどんな議論があったか」を聞くことは失礼ではありません。

日系企業との違い

日系企業にも、一次評価、二次評価、人事部による調整という形で、似た仕組みがあります。ただし、その議論が本人に説明されることは少なく、結果だけが伝えられることが多いでしょう。

外資系のcalibrationは、評価を公平にするための仕組みとして、比較的オープンに語られます。一方で、日本のチームが地域全体のcalibrationにかけられると、日本の上司が会議で発言しにくく、日本の社員の評価が十分に説明されないという問題も起きがちです。

例文

Your manager rated you a 4, but it came down to a 3 in calibration because the bar for senior managers was raised this year.

上司の評価は4でしたが、今年はシニアマネージャーの基準が引き上げられたため、キャリブレーションで3に調整されました。

注意点

calibrationで評価が下がったと聞いても、上司を責めるのは得策ではありません。次の期に向けて、何があれば上の評価になったのかを具体的に聞き、上司と一緒に材料を作っていく方が建設的です。