意味
IDPは「この1〜2年で何を伸ばし、どの役割を目指すか」を書いた計画です。業績目標(何を達成するか)とは別に、能力開発(どう成長するか)に焦点を当てます。
典型的には、次の項目で構成されます。
- キャリアの方向性: 次に目指す役割や、3〜5年後の姿。
- 伸ばしたい能力: たとえば「経営層への説明力」「予算管理」など。
- 具体的な行動: 研修だけでなく、任される仕事、学ぶ相手、期限。
社内でこう使われる
外資系企業では、評価面談の際にIDPも更新し、四半期ごとや1on1の中で進み具合を確認することが多いです。育成の多くは研修ではなく、新しい仕事を任されること(stretch assignment)や、上位者から学ぶことで進む、という考え方が一般的です。
- 自分で書く。 上司が作ってくれるものではありません。本人が案を出し、上司と合意する形です。
- 会社の機会と結びつける。 IDPに書いておくと、海外プロジェクトや研修の候補として思い出してもらいやすくなります。
日系企業との違い
日系企業では、人事部が異動やローテーションを決め、本人の希望は自己申告制度などで伝える形が多いです。会社がキャリアを用意してくれる分、本人が細かく計画する必要は比較的少なかったといえます。
外資系では、キャリアは本人が主導するものとされます。自由度が高い反面、何も書かなければ何も起きない、という厳しさもあります。日系企業出身の方が最初につまずきやすい点の一つです。
例文
Let's add presenting to the APAC leadership team to your IDP, and I'll give you the next quarterly review to run.
APACの経営陣へのプレゼンをあなたのIDPに加えましょう。次の四半期レビューの進行を任せます。
注意点
IDPに「英語力の向上」とだけ書くのは弱い書き方です。「四半期ごとに地域本社の会議で発表する」など、行動と場面で書くと、上司も機会を作りやすくなります。面接で「今後どのように成長したいか」と聞かれたときも、同じ形で答えると具体性が伝わります。