意味

individual contributorは、チームを率いるのではなく、自分の手で仕事をする人のことです。エンジニア、アナリスト、営業担当、法務の専門家などが典型です。

多くの外資系企業では、キャリアの道(career track)が「IC track」と「management track」の二つに分かれています。ICのまま「Senior」「Principal」「Distinguished」などのレベルに上がり、マネージャーと同等かそれ以上の報酬を得ることもあります。

面接ではこう使われる

  • 「Is this an IC role or a people manager role?」 求人票のタイトルに「Manager」と付いていても、部下がいないIC職であることがあります。特に「Product Manager」「Account Manager」「Program Manager」は、部下を持たない場合が多い役職名です。
  • 「Do you want to stay as an IC or move into management?」 キャリアの方向性を聞く質問です。どちらを選んでも構いませんが、理由を一貫して話せることが大切です。
  • マネージャー経験者がIC職に応募する場合。 「なぜ部下を持たない役割を選ぶのか」を必ず聞かれます。専門性を深めたい、現場に近い仕事をしたいなど、前向きな理由を準備しておきましょう。

日系企業との違い

日系企業では、昇進とはほぼ管理職になることを意味し、専門職制度があっても処遇の上限が管理職より低いことが少なくありません。そのため「部下がいない」ことが、キャリアの停滞と見られがちです。

外資系では、ICとしての上位レベルは尊重される立場です。ただし、会社や職種によっては、上のレベルに行くほどICの枠は少なくなり、実際にはマネージャーを目指す方が昇進しやすいこともあります。入社前に、ICの上位レベルに実際に何人いるかを聞いておくと現実が見えます。

例文

It's a senior IC role, so there are no direct reports, but you'll lead projects across three countries.

シニアの個人貢献職なので直属の部下はいませんが、3か国にまたがるプロジェクトを率いていただきます。

注意点

日系企業の「課長」から外資系のIC職に移る場合、職務経歴書で管理職の経験を強調しすぎると、ミスマッチを心配されることがあります。応募する役割に合わせて、専門性の実績を前に出しましょう。