意味
P&Lはprofit and loss statement、つまり損益計算書の略です。「P&Lを持つ」とは、売上を伸ばすだけでなく、原価や人件費、販管費を管理し、最終的な利益に責任を負うことを意味します。
売上目標だけを持つ営業責任者は、一般的にP&Lを持っているとは言いません。逆に、P&Lを持つ人は、値引きや採用、投資の判断を自分で行い、その結果が利益にどう響くかを説明する立場にあります。
面接・オファーでこう使われる
- 「Did you have full P&L responsibility?」 「full P&L」と言えば、売上から利益までのすべてに責任を持っていたという意味です。売上だけ、あるいは費用予算だけの場合は、正直にそう答えましょう。
- 規模を数字で伝える。 「売上約120億円、営業利益率12%の事業のP&Lを持っていました」のように、売上規模と利益の水準をセットで。
- 何を自分で決めていたか。 価格、人員、投資のうち、どこまで自分に決定権があったか。外資系では、P&L責任があっても価格決定は地域本社、という形もあります。
日系企業との違い
日系企業では、事業部長であっても、人件費や投資の判断を本社の管理部門が握っていて、事業部長が利益全体を自分で動かせないことがよくあります。その場合、外資系の面接で「P&Lを持っていた」と言い切ると、深い質問で食い違いが出ることがあります。
一方で、日系企業の事業責任者は、数字に表れない調整や長期的な取引関係の維持を担ってきた人も多く、それ自体が強みです。数字の責任範囲を正確に伝えたうえで、その強みを語るのが現実的です。
例文
I had full P&L responsibility for the Japan business, about 9 billion yen in revenue, and grew operating margin from 8% to 13% over three years.
日本事業の損益全体に責任を持っていました。売上は約90億円で、3年間で営業利益率を8%から13%に改善しました。
注意点
前職の売上や利益の数字には、守秘義務がかかる場合があります。公開されていない数字は「約」「〜億円規模」のように丸めて伝えるのが安全です。