意味
regional headquartersは、本国の本社(global headquarters)と各国の現地法人の間にある、地域単位の統括拠点です。アジアではシンガポールに置く企業が多く、香港、上海、東京、シドニーなどもあります。
地域本社には、地域の事業責任者(APAC President など)と、人事・財務・法務・マーケティングなどの機能責任者がいます。日本法人の社員は、この機能責任者に報告することがよくあります。
面接・オファーでこう使われる
- 面接の参加者に地域本社の人が入る。 日本法人の管理職以上の採用では、地域本社の上司や関係者との面接が組まれるのが普通です。英語での面接になることが多く、職務の範囲と成果を論理的に説明できるかが見られます。
- 最終的な承認がどこにあるか。 オファーの金額や役職の承認が地域本社や本国にあると、決定まで時間がかかることがあります。
- 日本の位置づけ。 日本がAPACの一部として扱われるのか、「Japan」と「APAC」が別の組織として並んでいるのかで、日本の発言力は大きく変わります。
日系企業との違い
日系企業にも地域統括会社はありますが、日本の本社が意思決定の中心にあり、日本人社員は「決める側」にいます。外資系の日本法人では、日本は統括される側です。日本の事情を地域本社に説明し、理解を得ることが仕事の大きな部分を占めます。
ただし、日本市場の規模が大きい会社では、日本が独立した地域として扱われたり、日本の責任者が地域の経営陣に入っていたりすることもあります。会社ごとの違いを確認してください。
例文
Pricing decisions for Japan are made at the regional headquarters in Singapore, with input from the local sales team.
日本の価格決定はシンガポールの地域本社で行われ、日本の営業チームの意見も反映されます。
注意点
地域本社の上司は、日本の商習慣を知らないことがあります。日本の事情を説明する力は重要ですが、「日本は特別だから」という説明ばかりになると、変化を拒む人と受け取られかねません。数字と具体例で説明しましょう。