意味

リファレンスチェックでは、採用企業(または委託を受けた会社やエージェント)が、候補者が指定した推薦者(referee)に電話やオンラインのアンケートで質問します。内容は、担当していた役割、成果、強みと課題、マネジメントのスタイル、「もう一度一緒に働きたいか」などです。

推薦者は2〜3名が一般的で、直属の上司を少なくとも一人含めるよう求められることが多いです。

面接・オファーでこう使われる

外資系企業では、最終面接の後、内定の直前か内定の条件として実施されることがよくあります。

  • 誰に頼むかを早めに考える。 元上司、同じ立場の同僚、部下を組み合わせると、評価に厚みが出ます。
  • 現職の上司は避けてよい。 転職活動を知られたくないのは当然のことで、外資系の採用担当者もその事情は理解しています。現職の人を挙げる場合は、信頼できる人に限りましょう。
  • 推薦者には事前に連絡を。 応募しているポジションの概要と、どんな点を話してほしいかを伝えておくと、話が具体的になります。

日本での扱い

日本では、候補者の同意なく前職に問い合わせることは、個人情報保護法の上で問題になります。前職の会社が個人データを本人の同意なく第三者に提供することは原則として禁じられており(第27条)、職業安定法第5条の5も、採用に必要な範囲を超えて求職者の個人情報を集めることを制限しています。そのため、日本でのリファレンスチェックは、候補者の同意書をとり、候補者が推薦者を選ぶ形で行うのが一般的です。

日系企業ではまだ実施例は限られますが、外資系では管理職以上の採用で広く使われています。

例文

Before we finalize the offer, could you give us two references, ideally including someone you reported to directly?

内定を確定する前に、推薦者を2名ご紹介いただけますか。できれば、直属の上司だった方を含めてください。

注意点

推薦者の話と、面接での説明が食い違うと、内定が見送られることがあります。退職理由や担当範囲、成果の数字は、推薦者が知っている事実と一致するように話しておきましょう。