意味

SMARTは目標を書くときのチェックリストです。

  • Specific: 何をするのかが具体的か。
  • Measurable: 達成したかどうかを数字や事実で判定できるか。
  • Achievable: 現実的に達成できる水準か。
  • Relevant: 会社やチームの目標とつながっているか。
  • Time-bound: いつまでに、という期限があるか。

「採用を強化する」はSMARTではありません。「2027年3月末までに、営業職の採用リードタイムを平均90日から60日に短縮する」はSMARTです。

社内でこう使われる

年初の目標設定(goal setting)で、上司と合意する目標をSMARTの形で書くよう求められるのが一般的です。年末の評価では、その目標をどこまで達成したかが評価の出発点になります。

  • 書き方が評価を左右する。 曖昧な目標は、達成したことを証明できません。年末に自分を守るためにも、測定できる形で書いておきます。
  • Achievableの交渉。 上司から高すぎる数字を示されたら、根拠を示して水準を相談するのは普通のことです。
  • 面接でも役立つ。 「これまでの目標と成果を教えてください」と聞かれたとき、SMARTの形で答えると伝わりやすくなります。

日系企業との違い

日系企業でも目標管理制度(MBO)は広く使われていますが、目標が部署単位で決まり、個人の目標は形式的になっていることもあります。また、評価は目標の達成度だけでなく、勤務態度や協調性、年次も含めて総合的に決まる傾向があります。

外資系では、目標の達成度が評価と報酬に直結しやすい分、目標の書き方そのものが重要になります。ただし外資系でも、数字に表れにくい貢献を評価する「how(どう達成したか)」の軸を持つ会社は多く、数字だけで決まるわけではありません。

例文

Can you rewrite this as a SMART goal? I need a number and a date I can measure you against at year end.

これをSMARTな目標に書き直してもらえますか。年末に評価できる数字と期限が必要です。

注意点

自分でコントロールできない指標(市場全体の売上など)だけを目標にすると、努力しても達成できないことがあります。自分の行動で動かせる指標を中心に置き、外部要因に左右される目標には前提条件を書き添えておきましょう。